【初心者向け】Gitレポジトリとは?仕組み・使い方・注意点をやさしく解説


エンジニア|ポートフォリオ
新人エンジニア

Git初心者だけど、

レポジトリってそもそも何?

今回の記事は上記のような方におすすめ。

今回の記事は、Gitのレポジトリについて、完全初心者にもわかるように丁寧に解説していきます。

先輩に「とりあえずレポジトリ作っといて!」と言われて、「いや、まずレポジトリって何…!?」と心の中で叫んだ経験のある方も多いかもしれません。 でも安心してください。この記事を読み終える頃には、

「Gitレポジトリ?任せてください!」と言えるようになっているはずです!

エンジニア|ポートフォリオ
新人エンジニア

気になる箇所あったらコメントで教えてね。

✍️本記事の内容

なおこの記事は3分で読める内容です。

Gitレポジトリとは?初心者がつまずきやすい“そもそも”の話

👉レポジトリの定義:ソースコードと履歴を保存する場所

Gitレポジトリとは、ソースコードの状態や履歴を記録しておく倉庫のようなものです。 ただのフォルダとは異なり、コードの変更履歴、ブランチの情報、誰がいつどのような変更を行ったかといった詳細な記録がすべて保存されています。

変更履歴がすべて残るため、過去の状態に戻すことも可能で、何か問題が起きたときにもすぐに修正前の状態に戻れるのが大きな利点です。

👉ローカルとリモートの違いとは?

通常の開発フローでは、まずローカルで変更を加え、その後リモートに反映(push)します。これにより、他のメンバーとコードを共有できるようになります。

👉Gitレポジトリでできること

  1. バージョン管理(変更履歴を追える)
  2. 複数人での同時開発
  3. 過去状態へのロールバック
  4. 機能ごとのブランチ切り分けによる安全な開発

なぜGitレポジトリを理解すべきか|エンジニアにとっての重要性

✅チーム開発の基盤だから

レポジトリを通じてコードを共有することで、複数人でも整合性を保ったまま開発ができます。また、各自がブランチを作って機能を開発し、テスト後にメインのブランチに統合するという流れが一般的で、そのすべての起点が「レポジトリ」なのです。

✅Gitスキルは今や必須

Gitを使えることは、今や全エンジニアの基礎スキル。レポジトリの概念を理解していないと、チーム開発どころか個人開発にも支障が出ます。たとえ一人で開発していたとしても、Gitでコードの管理ができれば、より効率的かつ安全にプロジェクトを進められます。

エンジニア|ポートフォリオ
ベテラン

ソースコード以外のExcelやWordファイルを保存している人もいたりします。使いこなせるかどうかで大きく生産性が変わるため、エンジニアにとっては必須スキルとも言えるでしょう。

✅トラブルの8割はレポジトリ操作ミス

「マージミス」や「誤削除」など、レポジトリの操作ミスは開発現場でよくある問題です。レポジトリの仕組みを正しく理解することが、トラブル回避の第一歩です。

Gitレポジトリの基本操作と作成手順【初心者向け】

1. Gitのインストールと初期設定

$ git config --global user.name "Your Name"
$ git config --global user.email "you@example.com"

ユーザー情報を設定することで、誰がコミットしたかが記録されます。

2. Gitレポジトリを作成する

$ mkdir my-project
$ cd my-project
$ git init

これで .git フォルダが作成され、レポジトリが初期化されます。

3. GitHubとの連携

$ git remote add origin https://github.com/yourname/my-project.git

GitHubにリモートレポジトリを作成し、紐づける操作です。

4. add → commit → push の基本操作

$ git add .
$ git commit -m "初回コミット"
$ git push -u origin main

addでステージに上げ、commitで記録し、pushでリモートに反映します。

⚠️よくある誤解と注意点

  1. フォルダをコピーしてもレポジトリは複製されない
    .gitフォルダが含まれていないと、単なるソースコードのコピーです。履歴も何も残っていません。
  2. GitHub = Git ではない
    GitHubはGitを使いやすくするWebサービスです。Git本体とは別物なので、混同しないようにしましょう。
  3. .gitを削除するとどうなる?
    レポジトリの履歴が完全に失われます。プロジェクトの心臓部とも言えるので、削除には十分注意しましょう。

ベストプラクティス|経験者はこうしている

疑問①:モノレポ vs マルチレポどちらが良い?

モノレポ(Monorepo)とは、フロントエンドもバックエンドも含めて、すべてのコードを一つのレポジトリで管理するスタイルです。一方、マルチレポ(Multirepo)は、たとえば web(フロント)と api(バックエンド)でレポジトリを完全に分けて管理するスタイルです。

モノレポのメリットは、変更の影響範囲を把握しやすく、管理コストが低くなる点です。一方、マルチレポは責務を明確に分けられるため、チームごとに管理しやすく、CI/CDの構成も柔軟にできます。

スタイル特徴
モノレポすべてのコードを一つのレポジトリで管理するスタイル
マルチレポweb(フロント)と api(バックエンド)でレポジトリを完全に分けて管理するスタイル

筆者の経験では、小規模な開発や0→1フェーズでは「モノレポ」、大規模開発では「マルチレポ」で運用されていることが多かったです。ただ、レガシーな案件ではそもそもフロント/バックエンドで分かれていないケースもあり、必ずしも規模=マルチレポとも限りませんでした。

エンジニア|ポートフォリオ
ベテラン

プロジェクトの規模やチーム構成によって最適な選択は異なるため、状況に応じて使い分けましょう。

疑問②:余計なファイルを管理対象から除外するには?

レポジトリに含めるべきでないファイル(例:node_modules、.envなど)は .gitignore ファイルで明示的に除外しておくと、余計なトラブルを防げます。

特に環境変数ファイルを誤ってpushしてしまうとセキュリティ上の問題になってしまうので、予め不要なファイルは除外リストに含めておきましょう。(例:node_modules、.envファイルなど)

疑問③:README更新は面倒だから放置して良い?

プロジェクトの目的、セットアップ方法、使い方などを明記しておくことで、他の開発者がプロジェクトを理解しやすくなります。将来の自分自身にとっても有益です。

1人開発においては、あまりメリットを感じられないかもしれませんが、複数人開発においては、必須とも言えます。正しく記載がなければ、新しい開発者が参画した際に、余計な手間を取られることになってしまうので、適度に更新しておくことをお勧めします。

よくある質問(FAQ)

Q. Gitレポジトリはどこに作ればいいの?
A. プロジェクト単位で作るのが基本です。1アプリ=1レポジトリが一般的です。

Q. ローカルレポジトリは複数作っていいの?
A. 問題ありません。用途に応じて使い分けましょう。たとえば、実験用のサンプルを別レポジトリにするのも良いです。

Q. GitHubとGitの違いは?
A. Gitはツール、GitHubはそのツールを使うためのサービスです。

まとめ|Gitレポジトリを正しく理解して、開発力アップ!

  • レポジトリはソースコードの履歴を管理する重要な土台
  • ローカル/リモートを使い分け、適切に操作しよう
  • 初心者のうちにレポジトリの仕組みを理解すれば、一歩抜きん出た存在に!
エンジニア|ポートフォリオ
新人エンジニア

ふー!!(深呼吸…)

GitとGitHubレポジトリの理解で半日使っちゃった!!難しい!!

また、Gitに興味のある方は、以下の記事を参考にしてみてください!

エンジニアとしてのキャリアアップにご興味のある方は「リーダブルコードを読んだら成長が加速した話|初心者エンジニアの必読書」「中小SES→フリーランス→年収960万円。マッチングアプリで気づいた“自分だけ年収ヤバい”問題」もあわせてご覧ください!

Gitレポジトリ|参考記事


この記事を書いた人

竹田奈央

フリーランス女性エンジニア|年収630万円UP&フルリモートで自由な働き方を実現中

石川県出身・東京都在住。国立大学中退後、専門学校 情報工学科を卒業し、開発歴5年以上。現在はフルリモートで活動するフリーランス女性エンジニアです。

受託開発・SES・自社サービス・上場企業での大規模開発などの開発経験を持ち、柔軟な対応力が強み。アラサーで独立し、単価80万円以上の案件を獲得、年収は630万円以上アップしました。

「地方出身でも」「女性でも」「会社を辞めても」エンジニアとしてキャリアアップできると身をもって実感中。自由な働き方やキャリア形成に興味がある方は、ぜひTwitterまたはLinkedInでお気軽に繋がってください!