【経験談】地方でリモートワークをするメリット【20代の3割は関心有】

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リモートワークに興味がある!

でも地方にいながら実現できるのかな…

今回の記事は上記のような方におすすめ。

今回の記事では、現在地方にいながらフルリモートワークを実施している私が、リモートワークのメリットについて…わかりやすく解説いたします!

地方のメリットを活かしながら、自分の理想の仕事にも就く事ができる。「地方」と「都会」のいいとこ取りをしたような生活なんて、本当に実現できるのでしょうか?

今回は、現在石川県に在住しつつ、東京都内の企業でWEBエンジニアとしてフルリモート勤務している私が、自分の実例も紹介しつつ、リモートワークのメリットについてご紹介させていただきます!

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気になる箇所あったらコメントで教えてね。

本記事の内容

なおこの記事は3分で読める内容です。

都内リモートワークは増加【2021年】

都内を中心にリモートワークは広がっています。

東京都産業労働局の2021年10月の調査によると、東京都内企業のリモートワーク実施率は55.4%です。前回9月の調査、63.9%に比べ減少しているものの、依然半数以上の企業がリモートワークを実施していることがわかります。

中でも、コロナによる緊急事態宣言の期間には、リモートワーク実施率は増加する傾向にあることがわかります。

週5フルリモートが2割【2021年】

また、週5日リモートを実施している企業の割合が、20%以上もあります。つまり単純に考えると、約5人に1人が週5日の完全在宅で勤務していることになります。

完全に出社していない人がこれだけいる、というのは少し意外ではないでしょうか?

20代の3割は地方移住に関心あり

また、内閣府による「新型コロナウイルス感染症の影響下における生活意識・行動の変化に関する調査」によると、東京圏に住む20代の27.7%が地方移住に関心を持っています。さらには、東京都23区に絞ると20代の35.4%の人が地方移住に関心を持っているという結果になりました。

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私も地方に移住したい!!

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地方にいながら、都心部の仕事ができる

「フルリモート」の求人も増えているので実現可能です!

新型コロナウイルスの感染により、人々の意識も大きく変化し、従来型の働き方に疑問を持つ若者が増えたということですね。今後、人々の興味関心の変化に伴い、これまで以上に「地方移住」を検討する人が増えてくるのではないでしょうか?

「地域×理想の企業で働きたい」人多数

また、リクルートの調査によると「地域で働きながら、働きたい企業等(都内)で働ける選択肢があった場合、働き方を変えたいと思いますか?」という問いに対し、7割以上の人が「働き方を変えたいという意向がある」と答えました。その他、内閣府の調査でも、これに近い割合となっています。

つまりは、自分の理想とする都内の企業に勤めながら、地方で働きたい人が大勢いるということですよね。これってすごい割合だと思いませんか?

仕事と理想の生活拠点の両立が可能に

今までは「地方には自分の就きたい職種がないから、都会に出ざるを得なかった」という地方の人も、完全なるリモートワークが実現できれば、地方にいたまま「理想とする都会の仕事」に就くこともできるようになります。

「生活」と「仕事」どちらも諦める必要がなくなったのですね。また、コロナにより、元々都会にずっといたものの地方に移住したい、という人も増えてきました。個人の「理想」に合わせたライフワークを実現したい人が増えてきたのですね。

半数以上がリモートワークに満足

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【経験談】地方でリモートワークをするメリット【20代の3割は関心有】

また、リモートワークという働き方の満足度も非常に高いものとなっています。調査によると約半数以上の人が「大変満足もしくは満足」と回答しています。一方で、16%の人が「大変不満足もしくは不満足」と回答していますが、これも様々な要因が考えられるでしょう。

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リモートワークになるに従い、オンライン会議などのツール使用方法を

新しく覚える必要もあり、最初は負担を感じる人も多いかもしれませんね。

一方で別の調査によると、リモートワークが進んでいない職場など、社員の希望に応えられていない企業の従業員の中には、転職を検討している人も増えているようです。

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私も前職では、IT企業にも関わらずリモート化が行われなかった事に不満を感じ、現在の企業に転職しました!

ちなみに今はフルリモートの会社で勤務しており、非常に満足しています!

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でも、逆にリモート疲れで出社したくて、

転職活動をしている子もいたよ!

この辺の価値観は人それぞれなので、その人その人に合わせた「選択肢」を提供できる企業が、今後転職希望者にとって人気になってくるのではないでしょうか?

企業ごと地方へ移転するケース

また、最近ではパソナグループが『「真に豊かな生き方・働き方」の実現のため』ということで、本社を兵庫県淡路島に移転したことも大きな話題となりました。ちなみに、約1200名が今後淡路島で働くことになるようです。

主に東京・千代田区の本部で行ってきた人事・財務経理・経営企画・新規事業開発・グローバル・IT/DX等の本社機能業務を、兵庫県淡路島の拠点に分散し、9月から段階的に移転を開始してまいります。
(省略)
2023年度末までに、グループ全体の本社機能社員 約1800名のうち、約1200名が淡路島で活躍してまいります。

株式会社パソナグループ「パソナグループ 本社機能を分散、淡路島に移転開始」
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ん!?(淡路島…!?!?)

確かに、経営者サイドからすれば、首都圏オフィスの賃料よりも地方オフィス賃料の賃料が安い傾向にありますし、「料金面」のことを考えれば、わからなくもないです。

ただ、従業員視点でいうと、たまったもんじゃないですよね…(淡路島自体は魅力的な場所なのですが、本人それぞれの意思とは無関係に飛ばされる点が…)家族がいる人はどうなるのでしょうか…?

政府が地方移住を推進する背景

東京の一極集中を分散

また、現在の東京の一極集中をなんとか分散しようという目的や、地方を創生するという目的で、政府は以前より地方の移住を推進してきました。

団塊の親世代(1947年~1949年生まれ)が、約10年後後期高齢者になった際に、地方で介護をする人が足りなくなるという問題も生じるとされ、その辺も含めて政府は地方移住を推進してきたのですね。

リモートワークは地方創生の打開策

そのため、政府は地方創生・打開策として、企業版ふるさと納税の導入や東京23区の大学定員の抑制などの施策を行ってはきたのですが、実際には効果はあまりありませんでした。詳細は、政府の「テレワーク移住で地方創生」がコロナ禍でも進まない根本原因をご覧ください。

しかし、今回のコロナにより、オンライン化が急速に進んだ結果、時間・場所の制約に縛られずに仕事をすることができる「リモートワーク」のおかげで「地方創生」「親の介護」問題が解決できるだろう、ということで政府もリモート化を推進するようになったのですね。

2地域居住の推進

また、国土交通省は、地域復興の一つの施策として「二地域居住」のための協議会を設立しました。

国土交通省「二地域居住」「二地域居住の推進」
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「平日は都心」「休みは地方」って面白いね!

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今後の動向にも注目ですよね!

リモートワークの問題点

対面重視の人・リモートが良い人

ただ、取引先のお客さんの中には、実際に対面して目を見て話をして…という従来からの「対面コミュニケーション」を重視する方もいらっしゃるので、お客さんや職種によっては100%リモートの実現が難しい場合もありますよね。

また、在宅だとサボる社員が出てくるのでは?と心配している上司の方もいらっしゃるかもしれません。その辺のメリハリは、やはり個人に委ねられる事になるため、リモートワークの難しい部分ではあります。

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ただ、私の勤務先では、密にチャットでやり取りしているため、リモートによる問題は起きてないです。

むしろ個人的にはモチベーションがかなり上がりました!

リモートワークに地域格差

都市圏と地方では、リモートワークの実施率に大きな差があります。

東京都はテレワークを経験した人が71%の高水準を維持しています。一方で、東京・神奈川・大阪を除く44府県のテレワーク経験者は38%と低く、約2倍近くの開きがあります。

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私が以前いた地方の会社も

IT企業にも関わらずリモートは0でした…

感染拡大している地域とそうでない地域では、やはり「リモートに移行しよう」という上層部の意識も違うのかもしれないですね。詳細はリクリートの調査をご覧ください。

地方からリモートワークのメリット

続いて、地方にいながら東京都内の企業に勤務している私が、リモートワークのメリットについてご紹介します!

地方在住リモートワークのメリット①生活費安い

首都圏と地方では家賃が大きく異なります。地方は家賃が安いので、金銭的な出費を安く抑えられるでしょう。貯金したい人に、大変おすすめです。

また、これは在住する場所にもよるかと思いますが、地方は食べ物が安く美味しいです!私は現在、石川県に住んでいるのですが、1000円ちょいで美味しいお寿司がお腹いっぱい食べられます!(東京とかだと、同じものを食べても2000円〜3000円はするのではないかな?)

地方在住リモートワークのメリット②時間増える

リモートワークでは、出社の必要がないため、その分自分のための時間を増やすことができます。家族がいらっしゃる方であれば、家族との時間を増やすことも可能です。

リモートであれば「ああ、また満員電車か…」と憂鬱な月曜日の朝の気分を味わうこともありません。この辺のストレスの低下って個人的には、「健康へのメリット大」だと思うのですよね、長期的に考えると。精神面での健康メリットについても、ぜひぜひ考えてみてください!

地方在住リモートワークのメリット③ストレス減

これは正直、住む場所にもよるかとは思うのですが、地方では、都会ではなかなか味わえない「緑あふれる自然環境」を満喫することができます。私の知り合いでも、BBQ用に「山」買った人がいました…。意外にも安いらしいです。

また、キャンプや登山、温泉などアウトドアやヒーリングも楽しめます。自分で書いていてホント「最高」な気しかしない。

地方在住リモートワークのメリット④お金もらえる

また、最近では「地方移住したい人」向けの支援金や、「地方にいながら、都会の企業でフルリモート勤務したい人」向けの支援金も充実しています。最大で200万円ももらえる支援金制度もあるので、使わない手はないです。詳細は後半でご紹介しますね!

地方からリモートワークのデメリット

続いて、リモートワークのデメリットについてご紹介します。

地方在住リモートワークのデメリット①場所の確保

リモートワークとなると、場所の確保が大変だったりします。毎日スタバなんて行ってたら、お金かかって仕方ないですしね。コワーキングスペースも一人で利用できる箇所が意外にも少なかったり…。

そうなると、自宅で仕事をする方も多いかと思います。ですが、幼い子供がいらっしゃる家庭ですと、オンライン会議中に子供が部屋に入ってきてしまったり、家の雑音が入ってしまったり…なんてことは起きがちです。

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私は実家暮らしなので、以前先輩からオンラインで仕事教わってるタイミングで

「ご飯できたよ〜〇〇ちゃ〜ん」と母親に呼ばれた時は、恥ずかしかったです…。

地方在住リモートワークのデメリット②コミュニケーション不足

「あれ…あの人から1時間返信ないぞ…。どうしたんだろ」なんてことも起きがちです。オンラインだと、すぐに「先輩!すみません!」なんて話しかける事もできないので、というかチャットでのやり取りがメインなので、相手の返信が返ってこず自分の仕事が止まる、ということもよくある点かもしれないです。

逆も然りで、メッセージに気づかずに相手への返信が遅れてしまうなんてことも起きがちですよね。その辺は、対面以上に気をつけなきゃいけないポイントかもしれません。

地方在住リモートワークのデメリット③土地に合わない

今までずっと都会で暮らしてきた方からすれば、不便な点もあるかと思います。特に田舎の方では、1時間バス、電車が来ない…なんてことはザラです。

私はもともと田舎で育ったので、慣れてしまったのですが、都会出身者にとっては「交通の便の悪さ」は多少のストレスにはなるでしょう。その辺、1時間前行動等、時間管理はむしろきっちりしてくるかもですね。管理してないと、1時間待つハメになりますし。

また、雪の多い地域など、都会ではなかったトラブルも起きがちです。私の住む地域では、毎年雪の事故も多いです…。住む前に、四季を通して何度か行ってみるのが良いのではないでしょうか?

地方在住リモートワークのデメリット④災害リスク

移住先ならではの「災害」というのも起き得ます。「台風」や「豪雨」「豪雪」など、土地ごとに起き得る災害を事前に知っておくと安心でしょう。

おすすめは、移住先の施設などが運営している「お天気チャンネル」「近況チャンネル」などのSNSアカウントをフォローをし、定期的にチェックしてみる方法です。

地方在住リモートワークのデメリット④交通費

企業によっては、週に数回出勤が必要になるケースもあります。年に数回などであれば、莫大な金額にはならないかもしれませんが、出社が1ヶ月に何度もある場合は、都心と地方の交通費がかかってしまいます。

特に飛行機や新幹線は費用が高いので、企業側の負担は大きくなるかもしれません。しかし、個人的には、リモートの分オフィス維持費を抑えられるので、出勤回数によってはトントンというかむしろ安く済むのかなとは思っております。

検討したい!?地方移住の種類

続いて、地方移住の種類についてご紹介します。

地方移住の種類①:Uターン

地方から都市部に上京した人が、再び生まれ育った故郷に戻ることを「Uターン」と呼びます。地方から都心部の大学に進学し、そのまま都心部で就職。数年後に実家のある地方に戻る、というケースも私の周りには多いです。

現在では、数としては少ないのですが、週5日フルリモート可の求人もありますので、地方に住みつつも都心部の企業で勤務するという事も実現可能です。

地方移住の種類②:Jターン

都会に上京後、生まれ育った地方ではなく、地方に近い都市に移住するケースを「Jターン」と呼びます。例えば、福井県に生まれて、東京都の大学に進学し、その後子育てと仕事の両立を考え、石川県に移住するケースなどですね。

ちなみに「J」はアルファベットの「U」の線が途中で区切れているように見えるのが由来だそうです。

いざという時に実家の両親を頼ることができ、なおかつ利便性も確保できるというメリットがあります。

地方移住の種類③:Iターン

逆に、都心に生まれ育った人が地方に憧れて移住するケースを「Iターン」と呼びます。

コロナ禍で「都会での暮らしに疲れてしまった」という理由によりIターン」を検討し始めた方もいらっしゃいます。勤務先の柔軟度によっては、会社を辞めることなく地方に移住できる、フルリモート可のケースもあるので、自分の会社の上司に掛け合ってみるのもアリです。

お試しもアリ!移住する前に…

また、いきなり地方に移住するのではなく、短期間実際に滞在してみてから検討するのも良いです。

最近では、自治体が地方移住推進の一環として「体験移住」の支援金を出してくれている場合もあります。地元の農家さんのもとで働きながら、短期移住するプランなどもあったりもするので、滞在先の市役所や関連施設に問い合わせてみるのもおすすめです。

まとめ

以上、地方にいながらリモートワークをするメリットについて、事例も交えつつご紹介いたしました!

最近では、コロナ禍の影響もあり、地方移住への関心が高まっているように思います。テレビなどで取り上げられているケースも見るようになりました。現状の不満点を解決する1つの手段として、是非、地方移住やリモートワークの仕事選びをご検討ください!

また、もし地方に移住することに決まった際は、あなたの「地方ライフ」についてぜひ教えてください!

また、リモートワークはライフワークを重視したい女性にもおすすめ。中でも「エンジニア」という職種にはメリットが沢山あります。ぜひ、こちらの記事【未経験OK】女性プログラマーにはメリットが沢山!【需要は4倍に激増】もご覧ください!

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ふむ…色々参考になった!

リモートワーク「最高」!

この記事を書いた人

竹田奈央

石川県出身 / 都内在住 / 国立大中退→情報工学科卒 / フリーランスの女性WEBエンジニア / フルリモート / アラサー / 独身 / #ADDress ワーケーション / 松本人志・千鳥好き/ 下記Twitter OR LinkedInボタンで繋がってくれると嬉しいです