分厚い技術書を手に取ると、それだけでお腹いっぱい…
適当に斜め読みするだけじゃダメなのかな…
今回の記事は上記のような方におすすめ。
今回の記事では、技術書を読む方法について..エンジニア初心者でもわかるよう、わかりやすく解説いたします!
技術書はエンジニアにとって、知識を深めるための重要なツールです。しかし、内容が専門的で分厚い本も多く、読むのが難しいと感じる方も多いのではないでしょうか?この記事では、技術書を効率よく、無理なく読み進めるための具体的なステップをご紹介します。この記事では、技術書を効率的に読み進め、実際のスキルに変えていくための具体的な「技術書の読み方」を「厳選して」ご紹介します!
気になる箇所あったらコメントで教えてね。
本記事の内容
- 技術書を読む目的を明確にする
- 技術書の全体をざっと読む
- 具体的な例を理解する
- 分からない部分は飛ばす
- アウトプットで理解
なおこの記事は3分で読める内容です。
技術書を読む目的を明確にする
技術書を読む前に、まずは「なぜその技術書を読むのか」を明確にしましょう。目的をはっきりさせることで、集中力が高まり、重要なポイントを見逃さずにすみます。以下のような質問を自分に投げかけてみてください。
- 技術書の目的例①:新しい技術を習得したいのか
- 技術書の目的例②:既存の知識を深めたいのか
- 技術書の目的例③:特定の問題を解決するためか
目的を決めると、技術書のどの部分に重点を置くべきかが分かりやすくなり、全体像をつかむのに役立ちます。
技術書の全体をざっと読む
次に、最初から細かく読むのではなく、全体をざっと俯瞰することをお勧めします。目次を見て、各章やセクションがどのように構成されているのかを理解しましょう。この段階では、すべてを覚える必要はありません。「この本が何をカバーしているのか」を把握することが目的です。
技術書の目次を読み、大まかな流れをつかむ
目次は、その本の構成を示す重要な要素であり、特に技術書においては内容が複雑になりがちです。ここで以下の点を考慮することが肝要です。
技術書の目次を読み、大まかな流れをつかむ
目次を通じて、各章が扱うテーマや内容の範囲を把握できます。特に自分が関心のある技術領域や、実務で直面している課題に関連する章を特定することで、効率的にリソースを集中できます。たとえば、特定のフレームワークの新機能や設計パターンに関する章を優先的に読むことで、業務に即役立つ知識を短期間で得ることが可能です。
技術書各章の冒頭や結論部分に目を通し、主なポイントを確認する
各章の冒頭は、主題や重要な概念を提示するための部分です。ここを読んでおくことで、章全体で学ぶべきポイントが何かを認識し、具体的な内容にスムーズに入っていくことができます。特に、自分が直面している課題に関連する概念がここで明示されることが多いため、事前に確認しておく価値があります。
技術書の具体的な例を理解する
技術書にはコード例や実例が数多く掲載されています。これらの具体例を手を動かして実際に試すことが、理解を深めるための最も効果的な方法です。ただ読むだけでなく、自分の環境で動作させてみましょう。
- ステップ①:コード例をコピーして、自分の環境で動かしてみる
- ステップ①:動作結果を確認し、どの部分がどのように影響しているかを理解する
ステップ①:コード例をコピーして、自分の環境で動かしてみる
環境設定
技術書に記載されている環境設定や依存関係を確認しましょう。特に新しいライブラリやフレームワークを使う場合、正しく設定しないとコードが動作しないことがあります。必要なパッケージのインストールやバージョンの確認を怠らないようにします。
コードの理解
コードをコピーする際に、何をしているのかを理解しながら進めることが大切です。単に動かすだけではなく、各行や各関数の役割を考え、なぜそのように書かれているのかを意識しましょう。これが理解を深める第一歩です。
分からない部分は飛ばす
技術書を読んでいると、難しい概念や理解に時間がかかる部分に遭遇することがあります。その場合、一旦その部分は飛ばして、先に進むことも有効です。後から戻ってきて理解することも可能ですし、読むことで徐々に全体像がつかめてきます。
- 技術書で挫折しないためのポイント①:難しい部分に固執せず、まずは進む
- 技術書で挫折しないためのポイント②:後で必要になった時に戻って読む
アウトプットで理解
技術書を読むだけではなく、読んだ内容を実際にアウトプットすることで、知識がより確実に定着します。例えば、学んだことをブログにまとめたり、簡単なアプリケーションを作ってみたりすることが効果的です。
- アウトプットの方法①:ブログやメモにまとめる
- アウトプットの方法②:読んだ内容を基にした小さなプロジェクトを作成する
- アウトプットの方法③:チーム内で共有し、議論する
アウトプットの方法①:ブログやメモにまとめる
まず、学んだことをブログやメモにまとめることは、知識を整理し、理解を深めるための効果的な方法です。
要点の整理を意識し、読んだ内容を自分の言葉で要約することで理解が深まります。特に重要な概念や技術について、具体例を交えてまとめると、他の人にもわかりやすく伝わります。
また、学びの過程で気づいたことや、苦労した点をメモに残すことで、今後の参考になります。何が難しかったのか、どの部分が特に役立ったのかを振り返ることで、次の学びに活かすことができます。
ある程度経験があるエンジニアの場合は「自分の理解を他人に説明することで、さらに自分の理解が深まる。これは技術者としての成長に不可欠だ」と考えることも大切です。
アウトプットの方法②:読んだ内容を基にした小さなプロジェクトを作成する
具体的なプロジェクトを作成することは、学んだ知識を実際に活用するための最も実践的な方法です。
学んだ内容に関連する小さなアプリケーションやツールを作成してみると良いでしょう。たとえば、新しいフレームワークを学んだ場合は、それを使って簡単なウェブアプリを作るといった具合です。
自分の興味や業務に関連する問題を解決するプロジェクトを選ぶと、モチベーションが維持しやすくなります。実際の課題を解決することで、理論がどのように実践に活かされるかを体感できます。ベテランエンジニアの観点から、「プロジェクトを通じて得た知識は、教科書から得たものよりもはるかに強固なものになる」ということを強調しておきます。
アウトプットの方法③:チーム内で共有し、議論する
最後に、学んだ内容をチーム内で共有し、議論することも重要です。
チームミーティングや勉強会で、自分が学んだことを発表してみましょう。他のメンバーとのディスカッションを通じて、異なる視点や新たなアイデアを得ることができます。他の人からの意見や指摘を受けることで、自分では気づけなかった理解の甘さや誤解に気づくことができます。
フィードバックは自分の成長に欠かせない要素です。「議論を通じて、新しい発見があることが多い。知識は共有することでさらに深まる」と言えます。
効率的に技術書を読むためのコツ
読む時間を区切る
長時間集中するのは難しいため、ポモドーロ・テクニック(25分集中して5分休憩)などを活用し、時間を区切って読むことをお勧めします。この方法で効率的に集中力を保つことができます。
紙 vs デジタル
技術書は、紙の本と電子書籍のどちらが良いかは、個人の好みによります。紙の本はマーカーを引いたり書き込みがしやすい一方で、電子書籍は検索機能や持ち運びの利便性が優れています。
技術書を読むコツまとめ-How to read a technical book-
技術書を効率的に読むためには、単に順番にページを進めるだけではなく、目的を明確にし、全体像をつかみ、手を動かして実践することが重要です。今回ご紹介した方法を試してみて、技術書からの学びを最大化し、実際のスキルに変えていきましょう!
ふー!! 技術書1冊読むのに30分しかかからなかった!!
(深呼吸…)
(本当に理解しているんだろうか…)
また、エンジニアとして必須とも言えるGithubのブランチ命名について興味のある方は、こちらの記事【Git】ブランチ命名規則と開発効率化【7つのベストプラクティス】や「【Git】Git FlowとGitHub Flowの比較【開発効率化】」もあわせてご覧ください!